座位における肩背部の按摩(15分)

注釈がある場合を除き、以下共通の事項とする。
1.全ての手技は2回ずつ行い、片側を2回行ったら反対側を行う。
2.支えの手は、反対側の肩上部におく(支えが重くならないように注意)。
3.拇指揉捏は基本的に全て線状で行うが、輪状でもできるよう練習をしておく。また、手根揉捏・四指揉捏は全て輪状で行う。

1 手掌軽擦法

(1)両手掌を第7頸椎付近に並べて当てる。そこから、両手掌を開くように僧帽筋上部線維に沿って上腕外側・肘関節に流す。
(2)両手掌で僧帽筋上部を軽く把握し、そこからまっすぐ下に、仙骨に流す。
(3)両手掌で僧帽筋上部を軽く把握し、そこからまっすぐ下に、第7胸椎の高さまで行き、側方に流す。

2 肩上部僧帽筋の手掌把握牽引法

 左右同時に行う。手掌を肩上部に当て、四指は鎖骨に向ける。(鎖骨に当たらないよう注意)手掌全体で把握し、軽く上に牽引する。
☆凝りの程度をしる目的で行うので、あまり強く把握する必要はない。

3 肩上部の四指揉捏法

 頸の付け根に四指をおき、僧帽筋上部線維を通って肩峰まで行う。

4 肩上部の拇指揉捏法

(1)頸の付け根から、僧帽筋上部線維前縁に沿って鎖骨外側3分1まで(1線)
☆手首を返し拇指を前にして施術する。
(2)第7頸椎直側から肩甲骨上角に向かい、僧帽筋上部線維後縁に沿って肩峰まで(2線)
(3)第7頸椎直側から、肩甲棘内端に向かい、肩甲棘上縁に沿って肩峰まで(3線)
☆(2)及び(3)は拇指を後ろ、四指を前にして施術する。なお、鎖骨外側と肩甲棘の間は、四指を外側に置き、左右に揉捏する。

5 背部肩甲間部の拇指揉捏法

(1)第7頸椎直側に拇指、肩上部に四指を当てる。そのまま下方に向かって揉捏し、第7胸椎の高さまで(1線)
(2)第7頸椎の外側約2cmの位置から、脊柱起立筋の筋腹に沿って下方に向かい、第7胸椎の高さまで(2線)
☆指は脊柱に対して平行に動かす。

6 肩甲骨内縁の拇指揉捏法

 右を行う場合、右手を右肩関節におく(支えの手)。左手の拇指を肩甲棘内端に当て四指は肩上部に向ける。そのまま肩甲骨の内縁に沿って揉捏する。指は肩甲骨内縁と並行に動かす。下角付近では支えの手を入れ替え右手で揉捏する。

7 肩甲間部の手根揉捏法

 第7頸椎の外側約2cmの位置から、脊柱起立筋の筋腹に沿って下方に向かい、第7胸椎の高さまで行う。輪状に行うが脊柱や肩甲骨に手根が強くあたらないように注意する。

8 棘下部の手根揉捏法

 棘下部(肩甲棘の下方)を内側から肩峰に向かって2・3か所行う。

9 叩打法・曲手

10 最初の軽擦法


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