腹臥位における下肢の按摩(15分)

 術者は患者の左側に位置し、膝立ちとなる。最初に、1〜11まで左側の施術を行った後で、患者の右側に移動し、右側の施術を行う。

1 殿部から下肢への手掌軽擦法

 両手を腸骨稜に合わせておき、殿部から大腿・下腿部まで軽擦する。膝関節部付近からは左右の手で外側・内側を把握しながら下がる。

2 大転子周囲の手根揉捏法

左手で大転子の上部・後上部・後部・後下部に手根揉捏を行う。支えの手は右側の大転子におく。

3 大腿後側の把握揉捏法

 患者の膝を屈曲させ、術者の右膝に乗せる。右手で下腿部を軽く固定し、左手で坐骨結節付近から大腿下部まで把握揉捏する。
☆ 術者の手が小さかったり患者の大腿が太いなど、十分把握がで きない場合は大腿中央の手掌揉捏とする。

4 大腿後側中央の交代性母指圧迫法

 患者及び術者の体位は3と同様。ただし、右手の固定は外す。坐骨結節から膝窩中央(委中穴)まで、坐骨神経の経路に沿って交代性に圧迫する。
☆ 右手は母指以外の指を曲げ、患者の内股に触れないよう注意す る。

5 下腿後側の間歇圧迫法

 下腿三頭筋に対して、両手を使って交代性に間歇圧迫を行う。アキレス腱に対しては二指で把握する。

6 下腿前側、前脛骨筋への母指揉捏法

 患者の膝を屈曲させ、右手で下腿下部を固定。左手で脛骨粗面の外側から前脛骨筋に沿って足関節全面まで行う。

7 下腿外側、長腓骨筋への母指揉捏法

 患者及び術者の体位は6と同様。左手で腓骨頭下部から長腓骨筋に沿って外果の上方まで行う。

8 足底の両母指交代性圧迫法

踵の後端から湧泉穴を通って指の付け根まで行う。

9 足指の屈伸

最初は足指をゆっくり屈伸させ、次に素早く屈伸させる。

10 足底への叩打法

足底中央に拳打法を行う。このとき、通常の拳打とは異なり拳はねかせて叩く。(50回程度行う)

11 最初の軽擦法


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