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  あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師 国家試験受験対策用

             カタカナ辞典

                           2001-03-13

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【ア 行】

アーガイル・ロバートソン徴候

対光反射は消失するが、輻輳反射は正常に保たれている。脊髄癆で陽性となる。

アイシング

スポーツ外傷に対する処置法。冷却の意味

アキレス腱反射

深部反射(中枢はS1・2)

アクチン

筋蛋白の一種。電子顕微鏡下で明帯として観察される。

アザラシ肢症

サリドマイド中毒によって起こる。

アシュネル反射

自律神経反射。眼球の圧迫により徐脈となる。

アショフ結節

リウマチ性心臓病の際に心筋に現れる結節

アシクロビル

帯状疱疹の治療薬

アシドーシス

血液が酸性に傾いた状態

アジソン病

副腎皮質の機能低下症。青銅色の皮膚が特徴的である。

アスピリン

解熱鎮痛消炎剤

アスベスト

石綿の別名。肺ガンの原因物質として注目されている。

アスペルギルス症

真菌症の一種。日和見感染することが多い。呼吸器系や消化器系などに好発する。

アセチルコリン

神経伝達物質

アセトン臭

糖尿病性昏睡の際などにみられる。

アテトーゼ

ゆっくりとした不随意運動

アテローム硬化症

粥状硬化症の別名。脂肪変性

アデニン

核酸を構成する塩基の一種。

アデノイド

咽頭扁桃の肥大

アデノウイルス

プール熱(咽頭結膜熱)の原因ウイルス。呼吸器感染症の原因ウイルスの中で最も多い。

アデノシン三リン酸

ATPと略される。エネルギーの貯蔵物質。高リン酸化合物

アトピー性体質

遺伝的にT型アレルギーを起こしやすい体質

アトピー性皮膚炎

T型アレルギーによる皮膚炎で、痒みの強い湿疹が出る。遺伝性が認められる。

アトロピン

副交感神経遮断剤

アドソンテスト

斜角筋症候群の検査法

アドレナリン

カテコールアミンの一種。おもに副腎髄質から分泌される。

アナフィラキシー型

T型アレルギー。即時型アレルギーに分類される。

アナフィラキシーショック

ペニシリンショックなどのT型アレルギーによるショック状態

アヒル歩行

進行性筋ジストロフィー症で見られる。腰殿部の筋力低下に起因する。

アフタ性口内炎

ベーチェット病などに現れる。

アプレーテスト

膝半月板と側副靭帯の検査法

アポクリン腺

外耳道・腋窩・乳輪部・肛門部などに見られる大汗腺。匂いの強い汗を分泌する。

アマクリン細胞

網膜の内顆粒層にある細胞

アミラーゼ

澱粉の消化酵素。唾液(プチアリン)や膵液(アミロプシン)の別名。

アミロイド

蛋白質変性で生ずる物質。アルツハイマー病・骨髄腫・慢性関節リウマチなどの際に組織沈着が見られる。

アミロイドーシス

蛋白質変性

アメーバ赤痢

4類感染症。原虫感染症

アルカプトン尿症

アミノ酸の代謝異常症の一種。常染色体性劣性遺伝する。

アルカリフォスファターゼ

アルカリ性のもとで作用するリン酸分解酵素。肝臓・胆のう・骨疾患などで増加する。

アルカローシス

血液がアルカリ性に傾いた状態

アルサス型

V型アレルギー。即時型アレルギーに分類される。

アルツハイマー病

初老期痴呆。大脳表面にアミロイドの沈着が認められる。

アルドステロン

ミネラルコルチコイドの代表的なホルモン。副腎皮質から分泌される。ナトリウムイオンの再吸収を促進する。

アルブミン

血漿蛋白の一種。膠質浸透圧の維持に重要な役割を果たす。

アルファグロブリン

血漿蛋白の一つ。ホルモンやビタミンなどを運搬する。

アルントシュルツの法則

刺激と反応に関する法則

アレルギー

過敏症と同義。T型〜W型に大別される。

アレンテスト

斜角筋症候群の検査法

アンドロゲン

男性ホルモンの総称

アンモニア

蛋白質に由来する窒素化合物。腎臓の尿細管において排泄される。

アンモニア臭

尿毒症の際などにみられる。

イートンテスト

頚椎症の検査法。神経伸展テスト

胃アトニー症

胃筋無力症。拍水音(振水音)を現す。

イソジン

ポビドンヨードの別名。ほとんどすべての病原体に有効である。手指や粘膜の消毒に用いられる。

イタイイタイ病

カドミウム中毒によって起こる。

イレウス

腸閉塞と同義

インスリン

ランゲルハンス島のβ細胞から分泌されるホルモン。血糖値を低下させる。

インパルス

神経上を伝達される電気的刺激

インフォームド・コンセント

十分な説明と同意

インフルエンザ

4類感染症。ウイルス感染症

インポテンツ

陰萎症または性的不能症と同義。脊髄損傷・糖尿病・動脈硬化症・心理的要因などが原因となる。

ウィリアムズ体操

腰痛体操。腹筋や殿筋を強化し、腰筋や腸腰筋を伸展する。

ウィルムス腫瘍

腎芽腫の別名。遺伝性の腫瘍

ウェーバー試験

音叉を用いた聴力検査法

ウェルニッケ拘縮

片麻痺による四肢の変形。上肢は屈曲拘縮し、下肢は伸展拘縮する。

ウェルニッケ失語症

感覚性失語症

ウェルニッケ中枢

感覚性言語中枢で、通常左半球の側頭葉にある。

ウォルター・キャノン

恒常性保持機能(ホメオスターシス)や緊急反応の学説を提唱した。

ウイナー

サイバネティクスの学説を提唱した。

ウイルス

最も小さい病原体

ウイルスキャリア

ウイルス保有者という意味。B型やC型肝炎などで問題となる。

ウイルソン病

銅代謝障害。羽ばたき運動・肝硬変・カイザーフライシャー輪などを現す。

ウイルヒョウ腺肥大

胃ガンなどが左鎖骨上リンパ節へ転移したもの。胸管を経由したリンパ行性転移である。

ウエルニッケ失語症

感覚性失語症

ウエルニッケ中枢

感覚性言語中枢で、通常左半球の側頭葉にある。

ウラシル

リボ核酸を構成する塩基の一種。

ウロビリノゲン

尿中に排泄されるヘモグロビン由来の色素。肝炎では増加し、胆道閉塞では減少する。

ウロビリン

ウロビリノゲン(前項)が、空気に触れて酸化したもの。ウロビリノゲンとウロビリンを合わせてウロビリン体と呼ぶ。

エックス線

レントゲンによって発見された透過性の高い放射線。紫外線より周波数が高く、電離放射線に分類される。

エアポケット現象

松永藤雄によって発見された皮膚温の低い部。圧診点と一致することが多い。

エイズ

後天性免疫不全症候群と同義。4類感染症。ウイルス感染症。日和見感染(カリニ肺炎やカポジ肉腫)が見られる。

エクリン腺

全身に広く分布する小汗腺。特に、手掌や足底部に多い。

エストロゲン

卵胞から分泌される女性ホルモン

エタノール

消毒用として70〜75%のものが用いられる。芽胞菌には無効である。

エチレンオキサイドガス

EOGと略される。ほぼ完全な滅菌が可能である。ディスポーザブル鍼などの滅菌に用いられる。

エデンテスト

肋鎖症候群の検査法

エナメル質

歯冠の表面を覆う組織。人体中で最も硬い。

エピネフリン

アドレナリンと同義。おもに副腎髄質から分泌される。

エブラム

スポンデロテラピーを創始した。

エリザベート・ディッケ

結合織マッサージを創始した。

エリスロポイエチン

腎臓から分泌されるホルモン。造血作用を持つ。

エルゴタミン製剤

片頭痛の治療薬

エルゴメーター

仕事量を測定する機器。持久力を測定することができる。

L−ドーパ

パーキンソン病の治療薬

エルブ麻痺

上位型腕神経叢障害

エレベーション

スポーツ外傷に対する処置法。挙上の意味

エンケファリン

内因性モルヒネ様鎮痛物質。鍼麻酔により脳内に産生される。

エンテロウイルス

腸内感染するウイルス

エンテロトキシン

腸炎を起こす毒素の総称。ブドウ球菌などによって産生される。

エンドルフィン

内因性モルヒネ様鎮痛物質。鍼麻酔により脳内に産生される。

オッディ括約筋

総胆管が十二指腸乳頭に開口する部にある。腸液の逆流を防ぐ働きがある。

オッペンハイム反射

病的反射。錐体路障害で出現する。脛骨の内縁を擦ると、母指が背屈する。

オージオメーター

聴力検査用の機器

オートクレーブ

高圧蒸気滅菌器。鍼や鍼具の消毒には最適である。

オウム病

4類感染症。クラミジア感染症

オキシダント

紫外線によって窒素酸化物や炭化水素が変化したもの。光化学スモッグの原因となる二次性化学物質

オキシトシン

下垂体後葉から分泌されるホルモン。子宮収縮作用や射乳作用がある。

オキシドール

過酸化水素水の別名。傷口の消毒などに用いられていた。

オスグッド・シュラッター病

脛骨粗面の骨端炎。男子に好発する。

オステオパシー

スチールにより創始された整体術。全身の骨の歪みを矯正する。

オスラー結節

細菌性心内膜炎患者の手足の指に出現する有痛性の発疹

オゾン

光化学スモッグの原因物質。紫外線によって酸素から生成される。

オピオイド

鎮痛作用を持つモルヒネ用物質の総称。エンドルフィン・エンケファリン・ダイノルフィンなどがある。

オルトラニ徴候

クリックサインとも言う。先天性股関節脱臼の検査法。

【カ 行】

カイロプラクティック

パーマー(パルマー)によって創始された整体術。脊柱の歪みを矯正する。

カウパー腺

尿道球腺の別名。男性の尿道後端部にある付属腺。女性の大前庭腺(バルトリン腺)に相当する。

カウプ指数

肥満度を表すための指数

カウンセラー

相談に応ずる援助者の意味

カウンセリング

精神療法(心理療法)の一種で、面接法によって実施される。

カタル性炎

粘膜に生ずる漿液性炎

カテーテル

金属・ガラス・ゴムなどで作られた細い管。体液の排出(導尿など)や薬物の注入などに用いられる。

カテコールアミン

アドレナリン・ノルアドレナリン・ドーパミンの総称

カネミ油商事件

食用油に混入したPCBによる中毒事件

カリウムイオン

発痛物質の一種

カリエス

結核菌などによって起こる骨組織の破壊

カルシウムイオン

筋収縮や血液凝固に関与するイオン

カルシトニン

甲状腺から分泌されるホルモン。血清カルシウムイオン濃度を低下させる。パラソルモンと拮抗的に働く。

カルチノイド

悪性度の低い腫瘍。類ガン腫と同義

カンジダ症

真菌症の一種。粘膜や皮膚などに好発する。

乾性ラ音

気管支喘息や腫瘍による気道狭窄などで聴取される。気道内に粘稠性の分泌物が存在することを示唆する。

関節モビリゼーション

関節痛に対する運動療法。関節包内運動をスムーズにして疼痛を改善する。

カンデラ

光度の単位。cdで表す。

カンピロバクター

感染型食中毒の原因菌

ガストリン

胃液の分泌を促進する消化管ホルモン。胃幽門部のG細胞から分泌される。

ガス滅菌

エチレンオキサイドガスやホルマリンガスを用いた消毒法

ガンマグロブリン

免疫グロブリンとほぼ同義に用いられる。抗体に相当する物質。

ガンマ線

放射線の一種。非常に波長の短い電磁波である。

キニン類

催炎性を有するペプチドの総称。カリジン、ブラジキニン、アンギオテンシンなどがある。

キノホルム

SMON病の原因薬剤。整腸剤として用いられた。

キモトリプシノーゲン

キモトリプシンの前駆物質。トリプシンによってキモトリプシンに変換される。

キモトリプシン

膵液中に含まれる蛋白分解酵素

筋スパズム

筋痙攣と同義

筋トーヌス

筋緊張と同義。静止時における筋の緊張状態を言う。

ギックリ腰

急性腰痛の総称。原因は筋筋膜症・椎間板ヘルニア・椎間関節症などと考えられる。

ギプス固定

筋の廃用性萎縮(不動作性萎縮)を起こす。

ギラン・バレー症候群

急性多発性神経炎。四肢の脱力・両側性顔面麻痺・嚥下障害・呼吸障害・髄液の蛋白細胞解離などを現す。

クッシング症候群

副腎皮質の機能亢進症。満月様顔貌・中心性肥満・皮膚線条・高血圧などを現す。

クッペル星細胞

肝臓の洞様毛細血管に散在する食細胞。マクロファージに由来する。

クームス試験

細胞に結合している抗体量を測定する検査

クインケ浮腫

血管神経性水症

クエン酸

有機酸の一種。TCA回路(クレブス回路)の中間物質として重要である。

クスマウル大呼吸

糖尿病性アシドーシスで見られる。ゆっくりとした深い呼吸。

クモ膜下出血

原因は脳動脈瘤の破裂による。急性の激しい頭痛・意識障害・髄膜刺激症状などを現す。

クモ状指

マルファン症候群で見られる。

クラーレ

神経筋接合部における刺激伝達を遮断する毒物。筋弛緩剤として用いられる。

クラインフェルター症候群

性染色体異常。XXY型。外観は男性である。

クラミジア

オウム病・トラコーマ・鼠径リンパ肉芽腫症などの病原体

クリックサイン

オルトラニ徴候とも言う。先天性股関節脱臼の検査法。

クリプトコッカス症

真菌症の一種。肺から感染して髄膜炎を起こすことが多い。

クルーケンベルグ腫瘍

転移性の卵巣腫瘍で、両側性のことが多い。胃癌などからの転移と考えられている。

クルッシュマンの螺旋体痰

気管支喘息の際に喀出される痰。気道内圧の上昇により、喀痰は螺旋系となる。

クレアチニン

クレアチンリン酸の代謝産物で、アミノ酸の一種。筋肉内で産生され尿中に排泄される。

クレアチニンクリアランス

糸球体濾過率を測定する腎機能検査、

クレアチン

アミノ酸の一種で、筋肉内に多量に含まれる。

クレゾール石けん液

手指や器具の消毒には3%溶液が用いられる。

クレチン病

小児の甲状腺機能低下症。低身長や知的障害などを現す。

クロード・ベルナール

内部環境の概念を提唱した。

クローン病

消化管全体に見られる慢性の炎症性疾患で、特に回腸に好発する。腹痛・下痢・体重減少などが見られる。

グアニン

核酸を構成する塩基の一種。

グラーフ卵胞

成熟した卵胞で、内部に液胞を持つ。直径は数mmに達する。

グラスピングサイン

腸脛靭帯炎の検査法

グリア細胞

神経膠細胞とも言う。神経細胞の栄養と支持を行う。

グリコーゲン

肝臓や筋肉内に貯蔵されている多糖類。

グリセリン

脂質が分解されてできる物質

グリソン鞘

肝小葉を包む結合組織性の被膜

グル音

腹鳴と同義。金属製有響性グル音は腸管の通過障害で聴取される。

グルカゴン

ランゲルハンス島のα細胞から分泌されるホルモン。血糖値を上昇させる。

グルココルチコイド

副腎皮質から分泌されるホルモン。血糖値の上昇や抗アレルギー作用がある。

グルコン酸クロルヘキシジン

ヒビテン液の別名。手指や器具の消毒には0.1%溶液が用いられる。

グルタールアルデヒド

結核菌、真菌、B型肝炎ウイルスなどに対して広範囲な殺菌力を持つ。器具類の消毒などに用いられる。

グルタミン酸

アミノ酸の一種。興奮性の神経化学伝達物質である。

グロブリン

血漿蛋白の一種。ガンマグロブリンは、免疫グロブリンとほぼ同義に用いられる。

結腸ヒモ

結腸壁にある3本のヒモ状の器官

ケア

看護という意味で、対義語はキュア。プライマリ・ヘルス・ケア、ターミナル・ケアなどの用語がある。

結合織マッサージ

エリザベート・ディッケによって創始された。手技には擦過軽擦法とカギ型軽擦法がある。

ケルニッヒ徴候

髄膜刺激症状

肩甲上腕リズム

健康者では、肩甲上腕関節と肩甲骨の動きは常に2:1の割合である。

ゲートコントロール説

メルザックとウォールによって提唱された。脊髄レベルにおける鎮痛メカニズム。

コッドマン体操

アイロン体操とも言う。五十肩の運動療法で用いられる。

コーヒー残渣様嘔吐

胃潰瘍の症状。胃出血による。

コーレス骨折

橈骨下端部の骨折

コルセット

体幹を被覆する装具。姿勢の支持および矯正を目的とする。

コルセット肝

コルセット装着による肝臓の圧迫性萎縮

コルチ器

ラセン器とも言う。蝸牛管の内部にある聴覚受容器

コルチコステロン

グルココルチコイドの一種

コルヒチン

痛風の治療薬

コレシストキニン

強い胆嚢収縮作用があり、胆汁の分泌を促進する。十二指腸粘膜から分泌される消化管ホルモン。

コレステリン結石

胆石症で見られる。

コレステロール

細胞膜やホルモンの材料となる物質

コレラ

2類感染症。細菌感染症

コンサルタント

相談に応じたり助言を行う人

コンパートメント症候群

筋膜・骨・骨間膜などで囲まれた領域の内圧が上昇したために、筋や神経が障害される疾患。疼痛・運動麻痺・知覚麻痺などが現れる。下腿の前側・外側・後側、前腕部などに見られる。

コンピュータ断層撮影法

CTスキャンと同義

コンプレッション

スポーツ外傷に対する処置法。圧迫の意味

ゴードン反射

病的反射。錐体路障害で出現する。

ゴナドトロピン

性腺刺激ホルモンの総称で、卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンがある。

ゴム腫

梅毒の第3期に見られる特異な結合組織

ゴルジ装置

細胞内小器官。分泌顆粒の生成を促進する。

【サ 行】

サイトカイン

マクロファージや繊維芽細胞などが放出する免疫系の生理活性物質。リンホカインに対応する用語。

サイトメガロウイルス

ヘルペスウイルス群に属する。奇形の原因となる。

サイバネティックス学説

ノーバート・ウィナーが提唱したフィードバックを伴う科学理論

臍ヘルニア

臍輪部から腸管が脱出した状態

サイロキシン

甲状腺ホルモン。全身の代謝を亢進させる。

サブスタンスP

P物質とも言う。痛覚の伝達物質・発痛物質。

サプレッサーT細胞

胸腺由来のリンパ球。B細胞が形質細胞へ分化するのを抑制する。

サポート

スポーツ外傷に対する処置法。固定の意味

サリドマイド中毒

アザラシ肢症を起こす。

サルモネラ食中毒

感染型食中毒。潜伏期は20時間前後。加熱処理が有効である。

シェーグレン症候群

膠原病類似疾患。涙腺や唾液腺の障害が特徴的である。

シェーンライン・ヘノッホ紫斑病

小児に好発するアレルギー性の紫斑病。関節痛・腹痛・消化管出血などを伴う。

シャーピー線維

骨膜と骨質の結合部や縫合部にある線維

シャイ・ドレーガー症候群

中高年の男性に多い。起立性低血圧を初発症状とし、膀胱直腸障害・ホルネル徴候・パーキンソン病様症状などを現す。

シャルコーライデン結晶

気管支喘息患者の痰に含まれる白色の物質

シュニッツラー転移

腫瘍細胞がダグラス窩へ転移したものを言う。胃癌などが播種性に転移することが多い。

シュワン細胞

有髄神経の髄鞘を形成する。

ショック

全身の血液循環が急性に障害された状態を言う。出血性ショック・外傷性ショック・心臓性ショックなどがある。血圧低下・脈拍微弱・チアノーゼ・四肢厥冷・体温低下などを現す。

ショ糖

サッカロースとも言う。代表的な二糖類

湿性ラ音

気管支炎・肺炎・気管支拡張症などで聴取される。気道内に水様性の分泌物が存在することを示唆する。

シーハン症候群

分娩後に下垂体が壊死に陥り、機能低下を起こす疾患

死菌ワクチン

死滅した細菌やウイルスを用いるもので、百日咳・コレラ・日本脳炎・インフルエンザなどのワクチンがある。

膝クローヌス

病的反射。錐体路障害で出現する。

シトシン

核酸を構成する塩基の一種。

シナプス

ニューロンとニューロンの接合部で、興奮は化学伝達物質によって伝えられる。

シモンズ病

下垂体機能低下症

神経ブロック

神経痛などの疼痛性疾患に対する治療法

進行性筋ジストロフィー症

遺伝性の筋原性萎縮で、デュセンヌ型・顔面肩甲上腕型・肢帯型などがある。デュセンヌ型が最も多く、伴性遺伝する。症状は登はん性起立・アヒル歩行・腓腹筋の偽性肥大などが特徴的である。

シンスプリント

スポーツ障害の一種。疲労性の脛骨骨膜炎

シンメルブッシュ消毒器

煮沸消毒に用いる器具

ジャクソンテスト

頚椎症の検査法

ジャンパー膝

スポーツ障害の一種。膝蓋靭帯炎を起こす。

ジオプトリ

レンズの屈折率を現す単位

ジフテリア

2類感染症。細菌感染症。線維素性炎を起こす。

人口ピラミッド

日本は現在つぼ型である。

スターリングの法則

右心房に流入する血液量が増加すると、心筋の収縮力が増強するという学説

スチール

オステオパシーを創始した。

ステアプシン

脂質分解酵素。膵液中に含まれる。

ステロイド型ホルモン

性ホルモンや副腎皮質ホルモン

ステロイドホルモン

強力な消炎作用を持つ薬剤

ストレッチテスト

五十肩(上腕二頭筋腱鞘炎)の検査法

ストレッチング

筋肉の伸展法

ストレス学説

汎適応症候群の学説とも言う。ハンス・セリエによって提唱された。下垂体−副腎皮質系を中心とした生体反応が現れる。

ストレプトマイシン中毒

難聴を起こす。

スパーリングテスト

頚椎症の検査法

スパズム

筋肉が痙攣すること。痙縮(痙直)は、スパスティスティと言う。

スピードテスト

五十肩(上腕二頭筋腱鞘炎)の検査法

スピロヘータ

梅毒・回帰熱・ワイル病(黄疸出血性レプトスピラ症)などの病原体

スプーン爪

鉄欠乏性貧血で見られる。爪が薄くなり反り返る。

スプリント

副子とも言う。四肢の固定用具

スポーツ外傷

捻挫・脱臼・骨折・突き指などの外傷

スポーツ障害

反復される動作によって生ずる各種の疾患。テニス肘・野球肘・ジャンパー膝などが有名である。

スポンデロテラピー

エブラムによって創始された整体術。脊髄反射衝動を応用した治療法である。

スモン病

キノホルム中毒によって起こる。

スリオロシ形

鍼尖の形状の一種。打鍼法に適している。

スワンネック変形

慢性関節リウマチで見られる手指の変形。PIPは過伸展しDIPは屈曲位をとる。

生菌ワクチン

弱毒化した細菌やウイルスを用いるもので、結核・ポリオ・麻疹・風疹・流行性耳下腺炎などのワクチンがある。

脊髄ショック

脊髄損傷の受傷直後から数日〜数週間続く症状群を指す。弛緩性麻痺・反射消失・知覚脱失・膀胱直腸障害などを現す。

セクレチン

膵液・胆汁・腸液の分泌を促進し、胃液の分泌を抑制する。十二指腸粘膜から分泌される消化管ホルモン。

セメント質

歯根の表面を覆う組織。

セリエ

ストレス学説を提唱した。

セルトリ細胞

精細管にあり精子の栄養や支持を行う細胞

セロトニン

化学伝達物質の一種。発痛物質の一種でもある。強い血管収縮作用がある。

全身性エリテマトーデス

SLEと略される。膠原病の一種。蝶形紅斑・LE現象などが現れる。

足クローヌス

病的反射。錐体路障害で出現する。

鼠径ヘルニア

鼠径部から腸管が脱出した状態

ソマトスタチン

グルカゴンやインスリンおよび消化液の分泌を抑制するホルモン。ランゲルハンス島のδ細胞などから分泌される。

ゾウゲ質

歯冠や歯根の深部にある組織。

【タ 行】

ターナー症候群

性染色体異常。XO型。外観は女性である。

ターミナルケア

終末期医療と同義。末期癌患者の苦痛を緩和して、人間らしい生を全うするのを援助する。

帯状ヘルペス

原因は水痘ウイルスの感染である。罹患神経の走行に沿って、有痛性の疱疹が出現する。帯状ヘルペス後神経痛を残すこともある。

タブ粉

線香の材料

単純ヘルペス

ウイルス感染症で、口唇ヘルペスと陰部ヘルペスに分類される。陰部ヘルペスは4類感染症である。

ダイオキシン

強い発ガン性や催奇性を有する有機塩素化合物。ゴミの消却などで発生する。

ダイノルフィン

内因性モルヒネ様鎮痛物質

ダウン症候群

常染色体異常。G21トリソミー。高齢出産で頻度が高い。

ダグラス窩

直腸子宮窩の別名。腹腔内で最も深い部

弾性ストッキング

起立性低血圧の予防に用いる弾力性の強いストッキング

ダンピング症候群

胃切除により食物が空腸内に急激に落下することによって起こる様々な症状群。悪心・嘔吐・脱力感・動悸・発汗などを現す。

チェーン・ストークス呼吸

無呼吸と多呼吸の時期が周期的に現れる。脳卒中・脳腫瘍・糖尿病などで見られる。

チェアテスト

上腕骨外側上顆炎の検査法

チャドック反射

病的反射。錐体路障害で出現する。外果の周囲を擦ると、母指が背屈する。

腸炎ビブリオ

感染型食中毒。潜伏期は14時間前後。好塩性で水洗いが有効である。

腸チフス

2類感染症。細菌感染症

チアノーゼ

血液中の酸素濃度が低下し、口唇や爪床部が紫色を呈する状態

チネオール

腺毛中に含まれる芳香性の物質

チネルサイン

チネル徴候とも言う。手根管症候群の検査法と、末梢神経の再生時に見られる徴候とがある。

チミン

デオキシリボ核酸を構成する塩基の一種。

チン小帯

毛様体小帯と同義。水晶体と毛様体を連結する。

ツェルマック・ヘーリング反射

自律神経反射。頚動脈洞の圧迫により徐脈と血圧下降を起こす。

椎間板ヘルニア

椎間板の髄核が線維輪の断裂部から脱出した状態

ツツガムシ病

4類感染症。リケッチア感染症

ツベルクリン型

W型アレルギー。遅延型アレルギーに分類される。

ツベルクリン反応

結核菌感染の有無を調べる検査法。皮内注射後48時間後の発赤の程度を検査する。

テストステロン

精巣のライディヒ間細胞から分泌されるホルモン。男性ホルモンのうち最も強力である。

テタニー

上皮小体の機能低下症。低カルシウム血症により四肢に痙攣が起こる。

テトロドトキシン

フグ毒。耐熱性の神経毒

テニス肘

スポーツ障害の一種。バックハンドでは外側上顆炎を、フォアハンドでは内側上顆炎を起こす。

テルペン類

腺毛中に含まれる芳香性の物質

ディスポーザブル鍼

使い捨ての鍼という意味。エチレンオキサイドガスで滅菌されたものが市販されている。

デュシェンヌ型

進行性筋ジストロフィー症の一型。最も多いタイプ。伴性劣性遺伝する。

デュプイトレン拘縮

手の題4・第5指が屈曲拘縮するもの。肝疾患などで見られる。

デイケア

在宅福祉サービスの一種。通所サービス事業と訪問サービス事業がある。

デルマトーム

皮膚分節と同義。各脊髄分節が支配する皮膚領域のこと。

デローム法

筋力増強法

トーマステスト

股関節拘縮の検査法

トキソイド

無毒化した毒素を用いるもので、ジフテリアや破傷風などのワクチンがある。

トキソプラズマ症

原虫感染症。流産や死産の原因となる。また、胎児感染では脳水腫や奇形などを起こす。

トムゼンテスト

上腕骨外側上顆炎の検査法

トラコーマ

4類感染症。クラミジア感染症

トリクロロエチレン

地下水の汚染物質として問題視されている。発ガン作用がある。

トリグリセリド

中性脂肪と同義。3つの脂肪酸と1つのグリセリンからなる。

トリソミー

相同染色体を3本有する状態

トリハロメタン

発癌性物質の一種。水道水の塩素消毒によって生ずる。

トリプシノーゲン

トリプシンの前駆物質。エンテロキナーゼの作用により、トリプシンに変換される。

トリプシン

膵液中に含まれる蛋白分解酵素

トリプルX

性染色体異常。XXX型。外観は女性である。

トリヨードサイロニン

甲状腺ホルモン。全身の代謝を亢進させる。サイロキシンより強い活性を持つ。

トルコ鞍

蝶形骨の背面にある鞍状の部分。中央に下垂体窩がある。

トレッドミル

無限走行盤。運動負荷や運動療法などに用いられる。

トレムナー反射

病的反射。錐体路障害で出現する。

トレンデレンブルグ徴候

先天性股関節脱臼や小中殿筋麻痺の症状

トレンデレンブルグ歩行

先天性股関節脱臼や小中殿筋麻痺の際に見られる歩行

トロンビン

血液凝固に関与する物質。肝臓で生成されたプロトロンビンがトロンボプラスチンの作用を受けてトロンビンに変換される。

ドーパミン

カテコールアミンの一種。おもに中枢神経系内に存在する化学伝達物質。

ドロップアームサイン

棘上筋腱断裂の検査法

【ナ 行】

内反・外反ストレステスト

膝側副靭帯損傷の検査法

ナトリウムイオン

細胞外液中に多く含まれるイオン

ナトリウムポンプ

ATPのエネルギーを利用して、ナトリウムイオンを細胞内から細胞外へ能動輸送するシステム

ナロキソン

モルヒネの拮抗薬。鍼麻酔に対しても拮抗作用がある。

ニュートンテスト

仙腸関節障害の検査法

ニューモシスチス・カリニ肺炎

原虫感染症。エイズの際など日和見感染で起こることが多い。

ニューラプラキシア

神経変性を伴わない一過性の神経麻痺

ニューロパチー

末梢神経障害の総称。外傷・中毒・炎症・糖尿病などで起こる。

ニューロン

神経元とも言う。細胞体・樹状突起・軸索からなる。

ニコチン酸欠乏症

ペラグラ

ニトログリセリン

狭心症の治療薬。心筋梗塞には無効である。

ヌクレアーゼ

核酸の分解酵素

ネーゲリーの伸頭法

徒手による頚椎の牽引法

ネクロシン

毛細血管やリンパ管の閉塞因子

ネフローゼ症候群

蛋白尿・低蛋白血症・高脂血症・浮腫が4大徴候である。糸球体の基底膜が障害されて起こる。

ネフロン

腎単位とも言う。腎小体と尿細管からなる。

ノーバート・ウイナー

サイバネティックスの学説を提唱した。

ノゲ形

鍼尖の形状の一種

ノルアドレナリン

カテコールアミンの一種。おもに交感神経節後線維から分泌される。

ノルエピネフリン

カテコールアミンの一種。おもに交感神経節後線維から分泌される。

ノンレム睡眠

レム睡眠に対する語。脳波は徐波で、全睡眠の75%を占める。

【ハ 行】

発疹チフス

4類感染症。リケッチア感染症

ハーヴェイ

血液循環論を提唱した。

ハウスダスト

アレルゲンとして最も重要な物質。特に家ダニが問題となる。

ハバース管

骨における血管の通路。緻密質の内部を貫く。

ハバードタンク

全身の運動浴に用いられるひょうたん型の浴槽

ハムストリング

大腿屈筋群と同義。大腿二頭筋・半腱様筋・半膜様筋の総称である。

半月ヒダ

結腸壁に見られるヒダ

ハンス・セリエ

ストレス学説を提唱した。

ハンチントン舞踏病

舞踏様不随意運動と知能低下を特徴とする錐体外路系疾患で、常染色体性優性遺伝病である。

バックハンドテニス肘

上腕骨外側上顆炎。前腕伸筋群の障害。トムゼンテストやチェアテストが陽性となる。

バッグ・マスク式人工呼吸

バッグマスクという特殊な器具を用いた人工呼吸法で、二次救命処置に含まれる。

バーキットリンパ腫

EBウイルス(ヘルペスウイルス群)の感染によって起こる悪性リンパ腫。アフリカの小児に好発する。

バーローテスト

先天性股関節脱臼の検査法

バイオフィードバック療法

心拍・血圧・筋電図などを指標にして、セルフコントロール(自己調節)する治療法。心身症などに応用される。

バイタルサイン

生命徴候の意味。脈拍・呼吸・体温・血圧・意識を指す。

バセドウ病

甲状腺の機能亢進症。自己免疫疾患で女性に多い。心悸亢進・眼球突出・甲状腺肥大をメルゼブルグ徴候と言う。その他、高血圧・多汗・振戦などが現れる。

バゾプレッシン

下垂体後葉から分泌されるホルモン。抗利尿作用がある。

バビンスキー反射

病的反射。錐体路障害で出現する。足底の外縁を擦ると、母指が背屈し開扇現象が起こる。

バラ疹

梅毒や腸チフスなどで見られる赤色の皮疹

バルトリン腺

大前庭腺の別名。女性の膣前庭に開口する付属腺。男性の尿道球腺(カウパー腺)に相当する。

パーキンソン病

振戦・筋固縮・寡動が3大徴候である。小刻み歩行(すくみ足歩行)や仮面様顔貌なども現れる。黒質や線条体に変性が見られる。

パーマー

カイロプラクティックを創始した。

パイエル板

集合リンパ小節と同義。回腸の下部に見られる。

パイレキシン

発熱因子

パチニ小体

振動覚の受容器。皮下組織内に存在する。

パトリックテスト

股関節障害の検査法

パブロフ

条件反射学説を提唱した。

パラソルモン

上皮小体から分泌されるホルモン。血清カルシウムイオン濃度を上昇させる。カルシトニンと拮抗的に働く。

パラチフス

2類感染症。細菌感染症

パラフィン浴

温熱療法の一種。おもに四肢に用いられる。

パルマー

カイロプラクティックを創始した。

ヒス束

房室束の別名。心臓の刺激伝導系の一部、房室結節から始まり心室中隔に至り、右脚と左脚に分かれる。

ヒスタミン

発痛物質の一種。平滑筋の収縮・末梢血管の拡張および透過性の亢進などの薬理作用を持つ。アレルギー反応によってマスト細胞(肥満細胞)から放出される。

ヒステリー

神経症の一種。症状は転換型(転換ヒステリー)と解離型に分類される。

ヒストトキシン

火傷毒素。施灸によって組織蛋白が変性して作られる(45°以上)。

ヒビテン液

グルコン酸クロルヘキシジンの別名。手指や器具の消毒には0.1%溶液が用いられる。

ヒポクラテス顔貌

ガンの末期など死期の近い患者に見られる。

ヒラメ筋

下腿三頭筋の一部。腓腹筋の深部に位置する。

ビール樽状胸郭

肺気腫患者に見られる胸郭の変形。胸郭の前後径が拡大する。

ビオー呼吸

深さの一定しない呼吸と多呼吸の時期が不規則に現れる。脳炎・髄膜炎脳外傷などで見られる。

ビタミンA欠乏症

夜盲症・角膜乾燥症など

ビタミンB1欠乏症

脚気・末梢神経炎など

ビタミンB2欠乏症

口角炎・口唇炎など

ビタミンB12欠乏症

悪性貧血

ビタミンC欠乏症

壊血病・メルレルバロウ病など

ビタミンD欠乏症

くる病・骨軟化症など

ビタミンE欠乏症

不妊症など

ビタミンK欠乏症

出血傾向など

ビリルビン

血色素に由来する色素。黄疸の原因色素。直接型と間接型に分けられる。

PFスタディ

投影法による心理テストの一種。絵画欲求不満テストのこと

ピツイトリン

下垂体後葉から分泌されるホルモンの総称。バゾプレッシンとオキシトシンが含まれる。

ピルビン酸

解糖系の中間産物

ピロカルピン

副交感神経刺激剤

ファーテル・パチニ小体

触圧覚の受容器。皮下組織に存在する。

ファシリテーション・テクニック

神経筋促通法の意味。片麻痺や脳性麻痺の運動療法に用いられる。

ファレンテスト

手根管症候群の検査法

ファロー四徴

先天性の心臓奇形で、肺動脈狭窄・心室中隔欠損・大動脈右方偏位・右室肥大を言う。

フィードバック

閉回路の意味。サイバネティックスの理論に基づく。

フィブリノーゲン

血液凝固に関与する物質。血漿蛋白の一種

フィブリン

血液凝固に関与する物質。トロンビンの作用によってフィブリノーゲンから変換される。

フィラデルフィア染色体

慢性骨髄性白血病の患者に見られる染色体

フェニルケトン尿症

アミノ酸の代謝異常症の一種。常染色体性劣性遺伝する。

フェノールブロック

ガン性疼痛などに対してクモ膜下ブロックとして用いられる。

フォアハンドテニス肘

上腕骨内側上顆炎。前腕屈筋群の障害

フォルクマン管

骨における血管の通路。栄養孔から骨の内部に入る。

フォルクマン拘縮

小児の上腕骨顆上骨折で起こることが多い。ギプス固定により上腕動脈が圧迫され、阻血性に前腕筋の麻痺と拘縮が引き起こされる。

フロンガス

オゾン層を破壊する物質として使用が規制された。南極上空にある巨大なオゾンホールの原因と考えられている。

フレンケル体操

脊髄癆に対して行う協調性を高めるための運動療法

フローマン徴候

尺骨神経麻痺の検査法

ブドウ球菌

化膿菌の一種

ブドウ球菌食中毒

毒素型食中毒。潜伏期は3時間前後。加熱処理は無効である。

ブラウンセカール症候群

脊髄の半側切断によって出現ずる症候群。同側には痙性麻痺や病的反射が現れ、反対側には温痛覚の脱失が見られる。

ブラガードテスト

坐骨神経痛の検査法

ブラジキニン

発痛物質の一種。血管拡張作用がある。

ブルジンスキー徴候

髄膜刺激症状

ブルンストローム法

片麻痺の機能検査法。回復段階を6つのステージで評価する。

ブルンベルグ徴候

反動痛の意味。壁側腹膜炎で陽性となる。

ブローカ指数

肥満度を表すための指数

ブローカ失語症

運動性失語症

ブローカ中枢

運動性言語中枢で、通常左半球の前頭葉にある。

プッシュアップ

C7以下の脊髄損傷では可能である。

プライマリ・ケア

初期医療の意味

プライマリ・ヘルス・ケア

初期医療の意味(同上)

プラスミノーゲン

線溶系酵素であるプラスミンの前駆物質

プラスミン

フィブリンの分解酵素。線溶系酵素として作用する。

プラズマ細胞

形質細胞の別名。抗体を産生する。

プリースニッツ罨法

透過性罨法と同義。冷水で搾った布を患部に当て、毛布などで覆い、2〜3時間ごとに取り替える。血管の二次反応による充血を目的とする。

プリン体

核酸中に含まれる物質。プリン体から尿酸が生成される。

プルキンエ細胞

小脳皮質に存在する細胞

プルキンエ線維

心臓の刺激伝導系の一部。心室全体に網の目状に広がる。

プロゲステロン

黄体から分泌される女性ホルモン

プロスタグランジン

疼痛増強物質。臨床的には高血圧症・喘息・血管疾患・陣痛促進剤などとして用いられる。

プロラクチン

乳腺刺激ホルモン。乳汁の産生を促す。

ヘッド帯

皮膚の知覚過敏帯。内蔵−体性知覚反射によって出現する。

ヘーリング・ブロイエル反射

肺迷走神経反射の別名。吸息により肺が拡張すると、反射的に呼息に切り替えられる。

ヘクトパスカル

気圧の単位。hPaで表す。1hPa=100Pa

ヘバーデン結節

変形性関節症で出現する。DIPなどに見られる。

ヘパリン

血液凝固を阻害する物質

ヘマトイジン

類血素の意味、ヘモグロビン由来の色素

ヘマトクリット値

全血液量に占める有形成分の割合。健康男子45%、健康女子40%

ヘモグロビン

血色素と同義。赤血球の中に含まれ酸素を運搬する。

ヘモジデリン

血鉄素の意味。ヘモグロビンの分解産物

ヘルパーT細胞

胸腺由来のリンパ球。B細胞が形質細胞へ分化するのを助ける。

ヘンレループ

尿細管の一部で、近位尿細管と遠位尿細管を結ぶ部分。腎臓の髄質にある。

ベータグロブリン

血漿蛋白の一つ。ホルモンやビタミンなどを運搬する。

ベーチェット病

膠原病類似疾患。アフタ性口内炎・外陰部潰瘍・ブドウ膜炎を特徴とする。

ベル・マジャンディの法則

脊髄後根は感覚性で、脊髄前根は運動性であるという法則

ベル麻痺

原因不明の末梢性顔面神経麻痺。兎眼・ベル現象・口角下垂などを現す。

ペースメーカー

心臓の歩調取り。洞房結節がその機能を持つ。

ペインクリニック

疼痛外来の意味。慢性で頑固な疼痛性疾患が対象となる。

ペインフルアークサイン

五十肩の検査法

ペスト

1類感染症。細菌感染症。ネズミやノミによって媒介される。

ペニシリンショック

T型アレルギー(アナフィラキシー型)で起こるショック症状

ペプシノーゲン

胃底腺の主細胞から分泌されるペプシンの前駆物質。塩酸の作用によってペプシンに変換される。

ペプシン

蛋白質分解酵素

ペルテス病

大腿骨頭の無腐性壊死。男子に好発する。

ホットパック

温熱療法の一種

ホームプログラム

退院後に自宅などで実施する機能訓練および日常生活動作訓練の計画

ホジキン病

悪性リンパ腫の一種。リードシュテルンベルグ巨細胞や弛張熱などが特徴的である。

ホフマン反射

病的反射。錐体路障害で出現する。

ホメオスターシス

恒常性保持機能と同義。ウォルター・キャノンによって提唱された。

ホルネル徴候

頚部交感神経障害が原因で起こる。瞳孔縮小・眼裂狭小・眼球後退が3大徴候である。

ホルマリン

器具や室内の消毒に用いられる。蛋白質凝固作用が強い。

ホルムアルデヒド

器具や室内の消毒に用いられる。蛋白質凝固作用が強い。

ホルモン

内分泌腺から分泌される物質。毛細血管やリンパ管に吸収され全身を循環する。

ホン

騒音の単位

ボーマンのう

糸球体のうと同義。糸球体を包む上皮組織性の膜

ボアス背部圧診点

第10〜12胸椎椎体の左側。胃十二指腸潰瘍

ボイタ法

脳性麻痺の理学療法

ボタン穴変形

慢性関節リウマチで見られる手指の変形。PIPは屈曲しDIPは伸展位をとる。

ボツリヌス菌食中毒

毒素型食中毒。嫌気性菌。潜伏期は12〜36時間前後。神経症状を現し致命率が高い。

ボバース法

脳性麻痺の理学療法

ボンネットテスト

坐骨神経痛の検査法。梨状筋症候群の検査法

ポビドンヨード

イソジンの別名。ほとんどすべての病原体に有効である。手指や粘膜の消毒に用いられる。

ポリープ

一般的には良性腫瘍である。粘膜表面から突出している。

ポリオ

急性灰白髄炎の別名。2類感染症。ウイルス感染症

ポリモーダル受容器

多種侵害受容器の意味。機械的・温熱的・化学的な侵害刺激に対して反応する。自由神経終末のうちC線維の終末にあるもの。

【マ 行】

マックバーネー点

右臍棘線の外方1/3の部。虫垂炎

マッケンジー帯

内蔵−体性運動反射によって出現する一定領域の筋緊張

マイコプラズマ

細菌とウイルスの中間の性質を持つ微生物。

マイコプラズマ肺炎

15〜20才に多く、4年に一度流行する。頑固な咳が特徴的である。

マイスナー小体

触圧覚の受容器。真皮に存在する。

マイボーム腺

瞼板腺と同義。瞼板内にある脂腺で、眼瞼縁に開口する。

マクマリィーテスト

膝半月板損傷の検査法

マクマレーテスト

膝半月板損傷の検査法

マクロファージ

大食細胞の別名。単球が血管内から組織内に遊走してマクロファージとなる。比較的大きな異物を貪食する。

マグネシウムイオン

カルシウムイオンとともに水の硬度を決定するイオン

マスター2階段法

虚血性心疾患に対する運動負荷試験

マスト細胞

肥満細胞の別名。好塩基球から分化・成熟し、ヒスタミンやセロトニンなどを放出して炎症を引き起こす。

マラリア

4類感染症。原虫感染症

マルファン症候群

常染色体優性遺伝病。くも状指・心奇形・眼症状などが特徴的である。

慢性関節リウマチ

膠原病の一種。慢性的・多発的に関節を侵す(線維素性炎)。スワンネック変形・ボタン穴変形・オペラグラスハンド。関節強直などを起こす。

ミオグロビン

筋肉ヘモグロビンとも呼ばれる。筋肉中に含まれるヘモグロビンに似たヘム蛋白。

ミオシン

筋蛋白の一種。電子顕微鏡下で暗帯として観察される。

ミオトニア

筋が強く収縮した後、弛緩させようと思ってもすぐには弛緩されにくい状態を言う。筋緊張性筋ジストロフィー症で特徴的にみられる。

ミトコンドリア

細胞内小器官。呼吸によりエネルギー(ATP)を産生する。

ミネラルコルチコイド

副腎皮質から分泌されるホルモン。尿細管におけるナトリウムイオンの再吸収を促進する。

ムスカリン

毒キノコに含まれる有毒物質。副交感神経興奮作用を持つ。

ムチン

唾液・胃液・腸液中に含まれる粘りけの強い物質

ムンプスウイルス

流行性耳下腺炎の原因ウイルス

メープルシロップ尿症

アミノ酸の代謝異常症の一種。常染色体性劣性遺伝する。尿や汗には特有のメープルシロップ臭が混じる。

メッツ

運動の強度を示す指標

メチル水銀

水俣病の原因物質

メニエール病

内リンパ水腫が原因と考えられている。回転性のめまい・耳鳴・難聴が3大徴候である。

メラトニン

松果体ホルモン。皮膚の色を薄くしたり、性腺の発育を抑制する。

メラニン色素

皮膚の顆粒層や網膜の色素上皮層に含まれる黒色の色素

メルケル盤

触圧覚の受容器

メルレルバロウ病

ビタミンC欠乏症(小児)

免疫グロブリン

血漿蛋白の一種。抗体に相当する。

メンキン

炎症論を提唱した。

メンデル

遺伝法則を提唱した。

モーリーテスト

斜角筋症候群の検査法

モーレイテスト

斜角筋症候群の検査法

モルヒネ

麻薬性鎮痛薬。あへんから抽出される。

モルヒネ様物質

内因性のものにエンドルフィン・エンケファリン・ダイノルフィンなどがある。

【ヤ 行】

ヤーガソンテスト

五十肩(上腕二頭筋腱鞘炎)の検査法

ユーイング肉腫

骨肉腫の一種。若年男子に好発する。

【ラ 行】

ラックマンテスト

膝十字靭帯損傷の検査法

ラッサ熱

1類感染症。アフリカの風土病

ライソゾーム

細胞内小器官。リソソームとも言う。加水分解酵素を含み、細胞内消化を行う。

ライディヒ間細胞

精巣において精細管と精細管の間にあり、テストステロン(男性ホルモン)を分泌する。

ライトテスト

過外転症候群(小胸筋症候群)の検査法

ラセーグ徴候

坐骨神経痛の検査法。髄膜刺激症状でもある。

ラセン関節

関節の形態的分類のひとつ。距腿関節

ラセン器

コルチ器とも言う。蝸牛管の内部にある聴覚受容器

ラムゼイハント症候群

ヘルペスウイルスが顔面神経に感染して起こる。耳介部周囲の疱疹・神経痛様の痛み・顔面神経麻痺などが現れる。

ランゲルハンス島

膵島とも言う。膵尾に多く存在する。α細胞からはグルカゴンが、β細胞からはインスリンが、δ細胞からはソマトスタチンが分泌される。

ランツ点

左右の上前腸骨棘を結ぶ線上で右1/3の部。虫垂炎

ランナー膝

スポーツ障害の一種。腸脛靭帯炎を起こす。グラスピングサインが陽性となる。

リード・ステルンベルグ巨細胞

ホジキン病の際に出現する巨大な細胞

リウコタキシン

白血球遊走因子

リウマチ結節

慢性関節リウマチの際に皮下に現れる結節

リウマチ熱

膠原病の一種。溶レン菌感染後に発症する。心内膜炎を続発し、後遺症として心弁膜症を残すことがある。

リケッチア

発疹チフス・発疹熱・ツツガムシ病・ロッキー山熱・Q熱などの病原体

リソソーム

細胞内小器官。ライソゾームとも言う。加水分解酵素を含み、細胞内消化を行う。

リハビリテーション

社会復帰を意味する語。障害のある人に対して身体的・心理的・社会的・職業的・経済的に、各人それぞれの最大限度にまで回復させることを目的とする。

リパーゼ

脂質分解酵素。胃液・腸液・膵液(ステアプシン)に含まれる。

リボゾーム

細胞内小器官。蛋白質の合成を行う。

リラクセーション

ストレスを取り除くために行われる様々な治療法。心理的安定を得ることができる。

輪状ヒダ

小腸粘膜に見られるヒダ。特に空腸上部で発達している。

リンネ試験

音叉を用いた聴力検査法

リンパマッサージ

リンパ還流を改善させる手技

リンホカイン

感作リンパ球が放出する因子の総称。Tリンパ球増殖因子・マクロファージ活性化因子・インターフェロン・リンホトキシンなどがある。

ルクス

照度の単位。luxで表す。

ルフィニー小体

触圧覚の受容器

レーザー

非電離放射線の一つ。波長は光と同等である(レーザー光線)。

レアギン

IgE抗体の別名。アレルゲンと特異的に反応する。

レイノー現象

四肢の末端部にチアノーゼ・冷感・疼痛を訴えるもので、白ろう病や膠原病などで見られる。

レイノー病

対称性壊疽の別名。対称的に四肢末端の血管が収縮し、チアノーゼ・シビレ感・冷感・疼痛などを現す。若い女性に好発する。

レイリー現象

過剰刺激症候群とも言う。レイリーによって提唱された。交感神経系を介した生体反応が現れる。

レスト

スポーツ外傷に対する処置法。安静の意味

レニン

腎臓の傍糸球体細胞から分泌されるホルモン。アンジオテンシノーゲンをアンジオテンシンTに変換する。

レニン。アンジオテンシン系

血圧調節に密接に関与する機構。高血圧症との因果関係が注目されている。

レム睡眠

逆説睡眠とも言う。急速な眼球運動・覚醒時を思わせる脳波(速波)・骨格筋の弛緩を特徴とする。夢を見ていることが多い。心拍や呼吸などは不規則になる。

レンズ核

大脳基底核の一種。視床の外方にあり、淡蒼球と被殻に分けられる。

レントゲン線

X線とも言う。レントゲンによって発見された透過性の高い放射線

ロッソリモ反射

病的反射。錐体路障害で出現する。

ローゼルネラトン線

上前腸骨棘と坐骨結節を結ぶ線。股関節45°屈曲位において大転子がその線上に存在する。先天性股関節脱臼の検査に用いられる。

ローゼンタール法

徒手による吃逆の治療法

ロールシャッハテスト

投影法による心理テストの一種

ローレル指数

肥満度を表すための指数

ロドプシン

杆状体細胞に含まれる感光物質

ロンベルグ徴候

平衡機能検査法。脊髄癆など後根や後索の障害で陽性となる。

【ワ 行】

ワイル病

黄疸出血性レプトスピラ症の別名。スピロヘータ感染症

ワクチン

生菌ワクチン、死菌ワクチン、トキソイドに分類される。

ワルテンベルグ反射

病的反射。錐体路障害で出現する。

ワレー圧痛点

神経痛の際に神経の経路上に出現する圧痛点。治療点として用いる時は、持続圧法や置鍼術を行う。

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