◎生体の全機性…視床下部を中心に各器官が協調して働くこと。
◎適応…環境変化に応答して生きること。
◎馴化…長期に渡る環境変化によって起こる生体の変化。
◎内部環境…体液(細胞外液)のことで、ベルナールにより提唱された。
◎恒常性(ホメオスタシス)の保持機能…フィードバック機構により内部環境は常に一定に保たれている。キャノンにより提唱された。
◎バイオリズムの形成…体内時計(視床下部の視交叉上核)で行われる。
(1)非特異的反応(皮膚、粘膜による防御)
◎局所に炎症が起こり、顆粒白血球、肥満細胞、マクロファージなどが働く。
(2)特異的反応(免疫反応)
◎各種リンパ球が働く。
◎微生物の侵入→肥満細胞からヒスタミン放出→毛細血管拡張→好中球遊走→微生物の取り込み(食作用)→組織の修復
(1)体液性免疫(B細胞が担当)
@抗体…B細胞が形質細胞(プラズマ細胞)となって産生する。
Aクローン…同じ抗体をつくるB細胞の系統をいう。
B補体…血清中の酵素群で微生物の細胞膜を溶解(破壊)する。
Cオプソニン作用…好中球の食作用を高める働きで、抗体や補体が行う。
(2)細胞性免疫(T細胞が担当)
◎T細胞は胸腺で成熟する。
@キラーT細胞
◎ウイルス感染細胞、癌細胞、移植片などを直接攻撃する。
A遅延反応T細胞
◎リンフォカインを放出し、遅延型過敏症を起こす(ツベルクリン反応)。
※キラーT細胞と遅延反応T細胞を合せて、エフェクターT細胞という。
BヘルパーT細胞
◎体液性免疫(抗体産生)を促進する。
CサプレッサーT細胞
◎体液性免疫(抗体産生)を抑制する。