(1)精子形成
◎精巣の精細管で作られる。
◎セルトリ細胞が成熟を促進する。
(2)性反射
@勃起…副交感神経の興奮によって起こる。
A射精…交感神経の興奮によって起こる。
(1)性周期
@卵巣周期
◎卵巣周期は卵胞期→排卵期→黄体期の順に進む。
ア.卵胞期(1〜14日)
◎エストロゲンの分泌により子宮粘膜の増殖期を形成する。
イ.排卵期(14日目ごろ)
◎黄体形成ホルモンの作用により排卵を起こす。
ウ.黄体期(14〜28日)
◎黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌により子宮粘膜の分泌期を形成する。
A月経周期(子宮内膜周期)
◎月経期→増殖期→分泌期の順に進み、28日周期である。
◎月経期と増殖期は卵巣周期の卵胞期に対応し、分泌期は黄体期に対応する。
ア.月経期(1〜5日)…子宮内膜の脱落・出血が起こる。
イ.増殖期(5〜14日)…エストロゲンの作用により子宮内膜が増殖する。
ウ.分泌期(14〜28日)…プロゲステロンの作用により子宮内膜の分泌が高まる。
(2)妊娠
@妊娠
◎受精は卵管で行われ、子宮内に移動して着床する。
A分娩(出産)
◎オキシトシンの作用により子宮の激しい収縮(陣痛)が起こり、胎児が排出される。
B乳汁分泌
◎プロラクチンの分泌により乳汁の分泌が促進される。
◎乳頭の吸引刺激により、オキシトシンの分泌が高まり、乳汁の排出が促される(射乳反射)。
(1)体重の経時的変化
◎S字状曲線を描く。
(2)各器官の成長
@脳…出生後、急激に成長し、数年で成人のレベルに達する。
A生殖器…思春期に成長率が急激に高まる。
B胸腺…思春期に最大となり、その後退縮する。
(1)細胞の寿命
◎神経細胞…その人と同じ寿命で最も長い。
◎腸管の上皮細胞…2〜5日
◎赤血球…120日
(2)生理的老化
@種々の機能の加齢変化
[30歳と80歳の比較]
◎神経伝達速度…15%低下
◎腎血流量…50%低下
◎肺活量…50%低下
A個体間のばらつきの増大
Bホメオスタシス機構の低下