Ⅹ　迷走神経

経路: 延髄から起こり、頸静脈孔を通って頭蓋底に出る。総頸動脈に沿って頸部を下行し、胸腔から横隔膜を貫いて腹腔に入る。; 経過中に頚部、胸部、腹部の内臓（骨盤内臓を除く）を支配する。; 感覚性の線維は、咽頭や喉頭の粘膜、頸動脈小体に分布する。; 運動性の線維（反回神経）は、声帯筋を支配する。; 副交感神経性の線維は、迷走神経の大半を占め、頸部、胸部、腹部の内臓に分布する。
機能: 咽頭や喉頭の粘膜の知覚を司る。; 嚥下や発声を行う。; 頚部、胸部、腹部内臓の機能を調節する。